コラム

離婚問題の解決事例(1)

離婚訴訟で多額の財産分与請求を受けていたところ反対に財産分与を受けられる判決を獲得した事例

当事務所弁護士における解決事例をご紹介しています。

【事案の概要】
別居中の配偶者から離婚訴訟を提起されて財産分与として多額の請求を受けておられた方からのご相談を受けました。

【弁護士による事件処理】
依頼者の方から聴き取りを行ったところ、同居中の家計管理はすべて配偶者の方が行っておられ依頼者の方は全くといってよいほど財産については把握されていない状況でした。
そこで、配偶者の方が自宅に残していた財産関係の資料(通帳、証券、はがき等)一式を持参して頂き、ひとつひとつ財産を丁寧に検討しました。検討に当たっては、預金通帳の入出金なども確認するなど慎重に検討を行いました。
その結果、配偶者の方が別居直前に預金を解約して別口座に移したり、保険の契約名義を書き換えたりひそかに多額の財産を持ち出していたことが判明しました。
そこで、訴訟上その事実を立証したところ、もともと多額の請求を受けていたのとは逆に当方のご依頼者の方が配偶者の方から財産分与を受けられるという結論になりました。