コラム

台湾の総統選挙

アメリカとイランの緊張の高まりの中でわが国ではそれほど報道がされませんでしたが、先日台湾の総統選が行われ、対中派といわれる現職の蔡英文さんが再選されました。

知人の台湾の方にお話を伺ったところ、
香港問題をうけ、台湾では自由への危機感が高く中国には飲み込まれたくないと考える方がたくさんおられたそうです。他方、経済的には中国大陸との関係が重要との立場の方も多く、熾烈な選挙となったようです。

資源を持たない台湾では国外に居住する台湾の方も多くおられるようですが、今回は一票を投じるためわざわざ台湾に戻った方も多くおられたとのことです。

知人の台湾の方は、「いろいろな国に行ったらわかるが自由が保障されていない国も多い」「日本は言いたいことも言えるし自由で本当にいい国だ」「選挙権があるのになぜみんな選挙にいかないのか?」などと仰っておられました。

日本国憲法で、選挙権が保障され、それを支える表現の自由等が国民一人一人に認められている意味を改めて考える良い機会となりました。